シロガシラカツオドリ [白頭鰹鳥]
Sula dactylatra
白い頭を持つ東太平洋の珍客
シロガシラカツオドリは、カツオドリの亜種で東太平洋に生息する海鳥です。通常のカツオドリは頭部も黒褐色ですが、本亜種は頭部から頸部が白いのが特徴です。日本では非常にまれな迷鳥として記録され、2009年以降に琉球列島南部の仲ノ神島で繁殖行動が観察されました。バードウォッチャーにとっては出会えれば大興奮の珍鳥です。
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分類
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英名Masked Booby
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大きさ全長約85cm
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体重1800g
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羽の色
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寿命野生下で約20年
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保全状況指定なし
主に東太平洋のメキシコ沖からココス島周辺に分布します。日本では迷鳥として琉球列島南部で記録があり、仲ノ神島では繁殖行動も確認されています。
熱帯・亜熱帯の外洋に生息します。繁殖期には海岸の断崖や草原に集団営巣地(コロニー)を形成します。
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行動・習性
空中から水中の獲物を探し、獲物を発見すると急降下して潜水し捕らえます。トビウオなどを空中で捕らえることもあります。コロニー内では頸部を左右に振って縄張りを主張します。
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さえずり
繁殖地のコロニーでは様々な鳴き声を発しますが、日本での詳細な記録は少ないです。
動物食で、魚類や軟体動物を捕食します。海面付近を泳ぐ魚を狙って急降下ダイビングを行います。
集団繁殖地を形成し、海岸の断崖や草原に枯草や木の枝を組み合わせた皿状の巣を作ります。1回に1-2個産卵し、雌雄交代で約43日間抱卵します。先に孵化した雛が他の雛を殺すため、通常1羽しか育ちません。