ショウドウツバメ [小洞燕]
Riparia riparia
崖に穴を掘る小さなツバメ
日本で見られるツバメの中で最も小さく、土の崖に横穴を掘って集団で営巣する独特の習性を持ちます。漢字では「小洞燕」と書き、小さな洞穴に巣を作ることが名前の由来です。北半球に広く分布し、日本では主に北海道で繁殖します。崖に数十から数百の穴が並び、周囲を飛び交う姿は圧巻です。
動画
この動画ではショウドウツバメの自然な行動や鳴き声を観察できます。
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分類
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英名Sand Martin
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大きさ全長約13cm
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羽の色
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寿命野生下で数年程度
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保全状況指定なし
北海道と東北地方北部で繁殖し、5月中旬〜下旬に渡来します。本州以南では春と秋の渡りの時期に通過する旅鳥です。冬季はアフリカやユーラシア大陸南部で越冬します。
海岸や湖沼、河川沿いの草原、農耕地などに生息します。繁殖には土や砂が混じった崖が必要で、自然の崖や土砂採取でできた人工的な崖を利用します。
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行動・習性
常に群れで生活し、水辺の砂混じりの崖に数十〜数百羽の集団で営巣します。飛び回りながら空中の昆虫を捕らえます。渡りの時期には大群を形成し、集団で移動します。
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さえずり
「ジュジュジュジュ」「ジュッ、ジュッ」などと鳴きます。飛びながらよく鳴き、群れで鳴き交わします。
飛翔性の昆虫類を飛びながら捕食します。ハエ、カ、アブ、ユスリカなどを空中で捕らえます。
繁殖期は6〜8月で、崖に直径5〜9cm、奥行き20cm〜1mの横穴を掘って営巣します。巣穴の最奥部に獣毛や羽毛、枯れ草で椀形の産座を作ります。3〜5個の卵を産み、雌雄で12〜16日間抱卵します。雛は約19日で巣立ちます。