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カッコウ科

ジュウイチ [十一]

Hierococcyx hyperythrus

大きさ : 全長約32cm
観察時期 : 5月~6月

十一と鳴く森の托卵者

「ジュウイチー、ジュウイチー」と鳴く声がそのまま名前になった、カッコウの仲間です。別名「慈悲心鳥」とも呼ばれ、「ジヒシン」とも聞こえます。山地の森林に生息し、コルリやオオルリなどの巣に托卵します。姿は小型のタカに似ており、飛翔時にはツミやアカハラダカと見間違えることがあります。

  • 分類
  • 英名
    Rufous Hawk-Cuckoo
  • 大きさ
    全長約32cm
  • 体重
    90g
  • 羽の色
    成鳥の背面は濃灰色で、尾羽には褐色の横斑があります。胸部から腹面にかけて赤みを帯びた色をしています。嘴は細く、成鳥では2色に見えます。幼鳥は背が褐色で、白い腹に黒色の縦斑があります。雌雄ほぼ同色です。
  • 寿命
    野生下で6〜7年程度
  • 保全状況
    指定なし

九州以北の山地に夏鳥として渡来します。冬季はインドシナ半島、マレー半島、ボルネオ島などで越冬します。他のカッコウ類より標高の高い場所を好みます。

ジュウイチの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

山地から亜高山帯の落葉広葉樹林や針広混交林に生息します。特に低木や下草の茂った暗い林床のある森林を好みます。渡りの時期には平地の林や公園でも見られることがあります。

  • 行動・習性

    林内や林縁で単独で生活し、樹冠部でガの幼虫(毛虫)などを採食します。他のカッコウ類と比べて目撃する機会が少なく、声はすれど姿は見えずということが多いです。

  • さえずり

    「ジュウイチー、ジュウイチー」と鳴き、次第にテンポを速めて音程が高くなり「ピョイチチチジュジュジュ」と鳴き止みます。声はよく通りますが、姿を見つけるのは難しいです。

主に昆虫類を食べ、特にガ類の幼虫(毛虫)を好みます。樹上で虫を探して捕食します。

繁殖期は5〜7月で、自分では巣を作りません。コルリ、オオルリ、ルリビタキ、キビタキ、ノビタキなどの巣に托卵します。卵は淡い青色で宿主の卵に似ています。孵化した雛は仮親の卵や雛を巣から落とし、仮親に約20日間育てられて巣立ちます。

学名
Hierococcyx hyperythrus
英名
Rufous Hawk-Cuckoo
渡り区分
分布
九州以北の山地に夏鳥として渡来します。冬季はインドシナ半島、マレー半島、ボルネオ島などで越冬します。他のカッコウ類より標高の高い場所を好みます。
生息地
大きさ
全長約32cm
体重
90g
寿命
野生下で6〜7年程度
珍しさ
ときどき見かける
5〜7月に山地の森林で鳴き声を頼りに探しましょう。声のする方向をじっくり観察すると、木の高い枝にとまっている姿を見られることがあります。渡りの時期には舳倉島や飛島などの離島でも観察されます。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合