シマアオジ [島青鵐]
Emberiza aureola
草原のフルート奏者
かつて北海道の草原で普通に見られた美しい小鳥ですが、渡り経路での過剰な捕獲により世界的に個体数が激減し、現在は絶滅危惧IA類に指定されています。オスの鮮やかな黄色い羽衣と美しいさえずりは「草原のフルート奏者」と称されますが、今やその姿を見ることは極めて困難です。日本では北海道サロベツ湿原でわずか数つがいが確認されているのみです。
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分類
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英名Yellow-breasted Bunting
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大きさ全長約15cm
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体重20g
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羽の色
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寿命野生下で1〜3年程度
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保全状況環境省レッドリストでは「絶滅危惧IA類(CR)」に指定
北海道(主にサロベツ湿原周辺)に夏鳥として渡来します。繁殖地はユーラシア大陸北部に広く分布し、越冬地は中国南部から東南アジアです。日本での繁殖は極めて限定的になっています。
草原、牧草地、海岸砂丘の草地、低木のある湿原などの開けた環境を好みます。低木の枝先やヨシの茎など見晴らしの良い場所にとまってさえずります。
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行動・習性
草原中のやや小高い灌木や草の頂などにとまってさえずります。地上や低木の間を跳ねるように移動し、種子や昆虫を探します。繁殖期以外は小群で行動することもあります。
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さえずり
「ヒーヒョーヒョーチヨチヨ」などと口笛のような柔らかく澄んだ声でゆっくりとさえずります。地鳴きは「チッ」「ツッ」などです。早朝に特によくさえずります。
主に種子や穀物を食べる植物食ですが、繁殖期には昆虫類も多く摂取します。雛の餌は主に昆虫です。
繁殖期は5〜7月で、一夫一妻で繁殖します。地上や藪の中の低い位置に椀形の巣を作り、枯れ草や獣毛を使います。4〜5個の卵を産み、メスが約12日間抱卵します。雛は約12日で巣立ちます。