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カモ科

シノリガモ [晨鴨]

Histrionicus histrionicus

大きさ : 全長約43cm
観察時期 : 11月~2月

荒波を愛する道化師

オスの派手な羽衣から英名では「道化師カモ」と呼ばれる美しいカモです。繁殖期は渓流、冬は岩礁海岸という全く異なる環境を利用する独特の生態を持ちます。荒波をものともせず岩礁で潜水する姿は力強く印象的です。

  • 分類
  • 英名
    Harlequin Duck
  • 大きさ
    全長約43cm
  • 体重
    680g
  • 羽の色
    繁殖期のオスは上面が濃青色で、頸部、肩羽、胸部側面などに白い斑紋があります。頭頂側面や体側面は赤褐色で、独特の配色をしています。メスは全身が褐色〜灰黒褐色で、顔に3か所の白い模様があります。嘴は小型で青灰色です。
  • 寿命
    野生下で10年以上
  • 保全状況
    指定なし

シベリア東部からカムチャツカ半島などで繁殖し、冬季は北海道や東北地方の沿岸部に飛来します。北海道では一部が繁殖もします。北米にも別の個体群がいます。

シノリガモの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

繁殖期は滝と淵の連なる山間の渓流、冬季は岩礁の多い荒波の海岸に生息します。越冬地では岩場や崖の多い海岸を好みます。

  • 行動・習性

    冬は荒波をかぶる岩礁で潜水して採食します。繁殖地では渓流内で潜水して水生昆虫を捕らえます。オスは抱卵期の初めに群れになって繁殖地を去り、メスだけで子育てをします。

  • さえずり

    オスは「フィー」と口笛のような低い声で鳴き、繁殖期には「ギィァ、ギィァ」と鳴きます。メスは「グヮッ、グヮッ、グヮッ」と鳴きますが、鳴くことは稀です。

冬季は貝類、甲殻類、ウニ、藻類などを潜水して食べます。繁殖期の渓流では水生昆虫(特にブユの幼虫)を好んで食べます。

繁殖期は5〜7月で、渓流近くの草むらや岩陰に羽毛を敷いた巣を作ります。4〜8個の卵を産み、メスのみが27〜29日間抱卵します。雛は60〜70日ほどで独立しますが、その直前にメスは去ります。

学名
Histrionicus histrionicus
英名
Harlequin Duck
渡り区分
冬鳥(北海道では一部留鳥
分布
シベリア東部からカムチャツカ半島などで繁殖し、冬季は北海道や東北地方の沿岸部に飛来します。北海道では一部が繁殖もします。北米にも別の個体群がいます。
生息地
水辺
大きさ
全長約43cm
体重
680g
寿命
野生下で10年以上
珍しさ
ときどき見かける
冬季に北海道や東北の岩礁海岸で観察できます。茨城県の平磯海岸は有名な観察地です。オスの派手な模様は遠くからでも目立ちますが、メスは地味なので注意して探しましょう。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合