コノハズク [木葉木菟]
Otus sunia
「仏法僧」と鳴く日本最小のフクロウ
フクロウ目フクロウ科に属する日本最小のフクロウで、「ブッ・ポウ・ソウ」という独特の鳴き声で知られています。かつてはこの鳴き声の主がブッポウソウだと誤認されていましたが、1935年のラジオ放送をきっかけに真の声の主がコノハズクであることが判明しました。「声のブッポウソウ」として親しまれ、愛知県の県鳥にも指定されています。
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分類
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英名Oriental Scops Owl
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大きさ全長約20cm
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体重75g
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羽の色
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寿命野生下で約8-12年
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保全状況指定なし
インドからヒマラヤ山脈、東南アジア、中国東部、朝鮮半島、日本に分布します。日本では九州北部から北海道にかけて夏鳥として渡来し繁殖します。
大木のある深い森林に生息し、特にブナ林などの落葉広葉樹林を好みます。繁殖地では亜高山帯から低山帯の森で見られます。
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行動・習性
夜行性で、日中は木陰や樹洞で休息し、夕暮れから活動を始めます。単独またはつがいで生活します。危険を察知すると体を細長くして木に擬態する行動が見られます。
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さえずり
「ブッ・キョッ・コー」「ブッ・ポウ・ソウ」と聞こえる独特のさえずりを、夜中から夜明けにかけて繰り返します。主に5〜6月の繁殖期に鳴き声が聞かれます。
主に昆虫類を捕食し、空中を飛んでいる蛾やコガネムシなどを捕らえます。クモ類なども食べます。
繁殖期は6月頃から。木の空洞やキツツキの古巣を利用して営巣します。4〜5個の卵を産み、抱卵期間は約24日。メスのみが抱卵し、雛は約3週間で巣立ちます。