ゴジュウカラ [五十雀]
Sitta europaea
木を逆さに下りる森の曲芸師
木の幹を下向きに歩いて降りることができる日本で唯一の鳥です。その名前は灰青色の羽色が老人(五十歳)を連想させることに由来するといわれています。キツツキの古巣を泥でリフォームして自分のサイズに作り変える習性があります。
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分類
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英名Eurasian Nuthatch
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大きさ全長約14cm
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体重23g
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羽の色
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寿命野生下で約5〜8年
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保全状況指定なし
ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の温帯から亜寒帯の森林に広く分布します。日本では北海道から九州まで生息しており、3つの亜種(ゴジュウカラ、エゾゴジュウカラ、キュウシュウゴジュウカラ)に分けられます。
平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息します。大木のある林を特に好みます。
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行動・習性
木の幹を垂直にとまり、頭を下にして幹を回りながら降りる習性があります。樹皮の隙間にいる虫を探したり、逆に樹皮の隙間に食物を蓄える貯食行動をします。冬季はシジュウカラなどと混群を形成します。
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さえずり
大きな声で「フィフィフィ」「フィー フィー フィー フィー」「ピピピピピィ」とさえずります。地鳴きは「ツィッ」「トュ、トュ」などです。
雑食性で、昆虫類、節足動物、果実、種子などを食べます。夏季は昆虫類、冬季は種子等を主に食べます。固い木の実を木の隙間に詰めてつついて割って食べることもあります。
繁殖期は3月〜6月。樹洞やキツツキの古巣に樹皮を敷いて営巣します。巣穴の入り口や内壁、隙間に泥を塗って入り口を狭くする習性があります。5〜7個の卵を産み、メスのみが18〜20日間抱卵します。雛は20〜25日で巣立ちます。