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カモメ科

クロハラアジサシ [黒腹鰺刺]

Chlidonias hybrida

大きさ : 全長約25cm
観察時期 : 5月~7月、9月~11月

淡水を好む黒腹の渡り鳥

クロハラアジサシは、チドリ目カモメ科に属するアジサシの仲間で、名前の通り繁殖期には腹部が黒くなることが特徴です。「沼アジサシ」とも呼ばれ、海よりも内陸の淡水域を好む珍しいアジサシです。日本には旅鳥として春と秋の渡りの時期に通過し、特に秋(8〜10月)に観察される機会が多くなります。同属のハジロクロハラアジサシやハシグロクロハラアジサシと似ており、識別には注意が必要です。

  • 分類
  • 英名
    Whiskered Tern
  • 大きさ
    全長約25cm
  • 体重
    80g
  • 羽の色
    夏羽は頭上が黒く、頬は白い。胸から腹、背中は灰黒色で、翼は灰色です。くちばしは暗い赤色。冬羽では頭から腹が白くなり、後頭部と目の後方に黒斑が残ります。くちばしと足は黒くなります。同属の中では最も大きく、くちばしも太めです。
  • 寿命
    野生下で約10〜15年
  • 保全状況
    指定なし

ユーラシア大陸南部から中央アジア、アフリカ、オーストラリアなど広い範囲で繁殖します。日本には旅鳥として春(4〜6月)と秋(8〜10月)に各地を通過しますが、数は多くありません。南西諸島では比較的よく見られます。

クロハラアジサシの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

内陸の湿地、池沼、水田、河川などの淡水域を好みます。海岸で見られることは稀で、渡りの時期には沼地や遊水地に姿を現します。

  • 行動・習性

    水面近くを軽快に飛び回り、水面で採餌します。他のアジサシ類のように水中に飛び込むことは少なく、水面すれすれを飛びながら獲物を捕らえます。飛行する昆虫も空中で捕食します。群れで行動することが多いです。

  • さえずり

    「キリッ キリッ」「ギィー」などと鳴きます。飛翔中に鳴くことが多いです。

主に飛行する昆虫や水生昆虫を食べます。小魚、オタマジャクシ、甲殻類なども捕食します。

日本では繁殖しません。繁殖地では湿地の水草の上などに巣を作り、2〜3個の卵を産みます。

学名
Chlidonias hybrida
英名
Whiskered Tern
渡り区分
分布
ユーラシア大陸南部から中央アジア、アフリカ、オーストラリアなど広い範囲で繁殖します。日本には旅鳥として春(4〜6月)と秋(8〜10月)に各地を通過しますが、数は多くありません。南西諸島では比較的よく見られます。
生息地
大きさ
全長約25cm
体重
80g
寿命
野生下で約10〜15年
珍しさ
ときどき見かける
春と秋の渡りの時期に、内陸の沼地や水田、遊水地で観察できます。特に8〜10月の秋の渡りがチャンスです。水面近くを飛び回る軽快な姿を探しましょう。夏羽の黒い腹と白い頬が識別ポイントですが、冬羽や幼鳥の識別は難しいため、体の大きさやくちばしの太さにも注目してください。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合