この鳥を実際に観察できた場合に押してください(1日1回まで)

0 人がこの鳥を見つけています
ツグミ科

クロツグミ [黒鶫]

Turdus cardis

大きさ : 全長約22cm
観察時期 : 4月~7月

森に響く美声の歌い手

クロツグミは、スズメ目ツグミ科に属する夏鳥で、日本三鳴鳥(ウグイス・オオルリ・コマドリ)にも劣らない美しいさえずりで知られています。夜明けとともに力強い声で森に歌声を響かせ、多彩なレパートリーを持つことから「森の歌手」と呼ばれます。他の鳥の声を真似てさえずりに取り入れる習性があり、地域によって歌のバリエーションが異なります。世界的に見ても分布域が狭く、中国中部と日本でのみ繁殖する貴重な種です。

  • 分類
  • 英名
    Japanese Thrush
  • 大きさ
    全長約22cm
  • 体重
    80g
  • 羽の色
    雄の成鳥は頭部から背中、胸にかけて艶のある黒色で、腹部は白地に黒い斑点が散在します。くちばしと目の周りのアイリングは鮮やかな黄色で、黒い羽色との対比が美しいです。雌は体上面が茶褐色で、胸から脇腹にかけて白地に黒い斑点があります。
  • 寿命
    野生下で約5〜8年
  • 保全状況
    指定なし

北海道から九州にかけて夏鳥として飛来し繁殖します。冬季は中国南部やインドシナ半島で越冬します。九州中央山地が繁殖の南限とされています。

クロツグミの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

平地から山地の比較的明るい落葉広葉樹林や針広混交林に生息します。林床部で採餌することが多く、湿った地面を好みます。日本海側では砂防林の松林などでも見られます。

  • 行動・習性

    樹上でさえずりますが、採食は主に地上で行います。林床の湿った場所でミミズを好んで捕らえ、落ち葉の下を探るように採餌します。警戒心が強く、人が近づくと茂みに隠れます。オオルリやキビタキよりさえずる期間が長く、7月中旬以降もさえずりが聞かれます。

  • さえずり

    「キョロンキョロン、キコキコ、キッフイ〜」と変化に富んだ力強いさえずりを聞かせます。レパートリーが非常に豊富で、他の鳥の声を真似ることもあります。警戒時には「ツィー」「キョキョ」と鳴きます。

主にミミズ類を好んで食べる動物食です。その他、昆虫類や漿果(液果)なども食べます。

繁殖期は5月〜7月。樹上や崖の窪みなどに椀状の巣を作ります。淡青色の卵を4〜5個産み、抱卵期間は約14日です。雛は孵化後約14日で巣立ちます。

学名
Turdus cardis
英名
Japanese Thrush
渡り区分
分布
北海道から九州にかけて夏鳥として飛来し繁殖します。冬季は中国南部やインドシナ半島で越冬します。九州中央山地が繁殖の南限とされています。
生息地
大きさ
全長約22cm
体重
80g
寿命
野生下で約5〜8年
珍しさ
ときどき見かける
山地の森林で早朝の観察がおすすめです。力強いさえずりは遠くまで響くので、声を頼りに探しましょう。樹上でさえずっている姿を見つけたら、地上に降りて採餌するまで待つと近くで観察できることがあります。6月が最も観察しやすい時期です。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
※最も観察数が多い月を100とした場合の割合