クロツグミ [黒鶫]
Turdus cardis
森に響く美声の歌い手
クロツグミは、スズメ目ツグミ科に属する夏鳥で、日本三鳴鳥(ウグイス・オオルリ・コマドリ)にも劣らない美しいさえずりで知られています。夜明けとともに力強い声で森に歌声を響かせ、多彩なレパートリーを持つことから「森の歌手」と呼ばれます。他の鳥の声を真似てさえずりに取り入れる習性があり、地域によって歌のバリエーションが異なります。世界的に見ても分布域が狭く、中国中部と日本でのみ繁殖する貴重な種です。
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分類
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英名Japanese Thrush
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大きさ全長約22cm
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体重80g
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羽の色
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寿命野生下で約5〜8年
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保全状況指定なし
北海道から九州にかけて夏鳥として飛来し繁殖します。冬季は中国南部やインドシナ半島で越冬します。九州中央山地が繁殖の南限とされています。
平地から山地の比較的明るい落葉広葉樹林や針広混交林に生息します。林床部で採餌することが多く、湿った地面を好みます。日本海側では砂防林の松林などでも見られます。
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行動・習性
樹上でさえずりますが、採食は主に地上で行います。林床の湿った場所でミミズを好んで捕らえ、落ち葉の下を探るように採餌します。警戒心が強く、人が近づくと茂みに隠れます。オオルリやキビタキよりさえずる期間が長く、7月中旬以降もさえずりが聞かれます。
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さえずり
「キョロンキョロン、キコキコ、キッフイ〜」と変化に富んだ力強いさえずりを聞かせます。レパートリーが非常に豊富で、他の鳥の声を真似ることもあります。警戒時には「ツィー」「キョキョ」と鳴きます。
主にミミズ類を好んで食べる動物食です。その他、昆虫類や漿果(液果)なども食べます。
繁殖期は5月〜7月。樹上や崖の窪みなどに椀状の巣を作ります。淡青色の卵を4〜5個産み、抱卵期間は約14日です。雛は孵化後約14日で巣立ちます。