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ホオジロ科

クロジ [黒鵐]

Emberiza variabilis

大きさ : 全長約17cm
観察時期 : 11月~5月

墨色の羽をまとう森の隠者

クロジは、スズメ目ホオジロ科に属する小鳥で、和名は雄の体色が黒っぽいことに由来します。日本とその周辺の限られた地域にのみ分布する、世界的に見ても分布域の狭い種です。かつては日本固有種とされたこともありました。ホオジロの仲間には珍しく尾羽に白い斑がないのが特徴で、「無いことが特徴」という独特の識別点を持っています。冬になると山を下り、里山の暗い藪に潜んで静かに過ごします。

  • 分類
  • 英名
    Grey Bunting
  • 大きさ
    全長約17cm
  • 羽の色
    雄は全体が暗い灰黒色で、墨を思わせる渋い色合いです。雌は褐色で、雄雌ともに背中と翼に黒褐色の縦斑があります。くちばしは三角形で、種子を食べるのに適した形をしています。雌は目の上下に淡い黄色のアイラインがあり、チャーミングな印象を与えます。
  • 寿命
    野生下で約5〜7年
  • 保全状況
    指定なし

北海道と本州中部以北で繁殖し、冬季は本州西南部から南西諸島に渡って越冬します。カムチャツカ半島南部、千島列島、サハリンにも分布しています。

クロジの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

亜高山帯や落葉広葉樹林、針広混交林の下層にササ類が茂った環境を好みます。冬季は本州以南の常緑樹林の暗い林縁部に移動し、地上で過ごすことが多いです。

  • 行動・習性

    非常に警戒心が強く、茂みの中に潜んで過ごすことが多いです。縄張り意識が強く、繁殖期には地上や空中で他のオスと激しく争います。冬季は主に地上で草の種子を食べ、積雪時には餌を求めて林縁の道路に姿を見せることがあります。

  • さえずり

    「ピー フィー ツー チョチー」とアオジに似た声でさえずります。地鳴きはアオジより低めの「ジッ」という声です。繁殖期のオスは「ホーィ・チョイチョイ」と独特のさえずりを聞かせます。

主に植物の種子を食べる雑食性です。繁殖期には昆虫やクモなども捕食し、栄養価の高い餌を積極的に摂取します。

繁殖期は5月〜7月頃。ササや低木の枝に枯れ葉や小枝を集めて巣を作ります。一度の産卵で4〜5個の卵を産みます。

学名
Emberiza variabilis
英名
Grey Bunting
渡り区分
漂鳥(北海道では夏鳥、本州中部以西では冬鳥
分布
北海道と本州中部以北で繁殖し、冬季は本州西南部から南西諸島に渡って越冬します。カムチャツカ半島南部、千島列島、サハリンにも分布しています。
生息地
大きさ
全長約17cm
寿命
野生下で約5〜7年
珍しさ
ときどき見かける
冬季に里山の暗い林縁部で観察できます。積雪後は餌を求めて道路に出てくることがあるので、雪の後がチャンスです。「チッチッ」という地鳴きを頼りに、茂みをじっくり観察しましょう。アオジに比べると観察例は少ないです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合