ギンザンマシコ [銀山猿子]
Pinicola enucleator
北海道の高山に住む赤い宝石
オスの鮮やかな赤い体色が目を引く、北海道の高山を代表する野鳥です。猿の顔のように赤いことから「猿子」の名がつきました。警戒心が非常に弱く、人が近づいても逃げないことが多いため、野鳥カメラマンに大人気です。冬には時折、札幌などの市街地のナナカマドに現れ、愛鳥家を驚かせます。
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分類
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英名Pine Grosbeak
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大きさ全長約22cm
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体重55g
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羽の色
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寿命野生下で約5-8年
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保全状況指定なし
スカンジナビア半島北部からロシア極東、アラスカ、カナダ北部にかけて分布。日本では北海道の大雪山系や利尻岳のハイマツ帯で少数が繁殖し、冬鳥として北海道各地に渡来します。本州では冬季にまれに観察されます。
大雪山系や日高山脈などの高山帯のハイマツ帯に生息します。冬季は山麓部に下り、カラマツやトドマツの針葉樹林、時に市街地のナナカマドにも現れます。
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行動・習性
夏季は雌雄で生活し、冬季は小さな群れを作ります。イスカのように枝から枝へ跳ね移ったり、樹幹をよじ登ったりします。地上で餌をついばむことが多く、飛翔は波形です。警戒心が極めて弱いのが特徴です。
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さえずり
「ピュルピュル」という地鳴きと、「ピュイーピュイーピュヨピュヨピュヨ」というフルートのような美しいさえずりが特徴です。飛び立つときには「チャッチャッ」と鳴きます。
雑食性で、木の実(ナナカマド、ハイマツの実、ハンノキなど)、木の葉、昆虫類を食べます。冬はナナカマドの実を好み、市街地の街路樹に飛来することがあります。
繁殖期は5〜6月。ハイマツなどの樹上に枯れ枝を組み合わせた皿状の巣を作り、3〜5個の卵を産みます。メスのみが約13〜14日間抱卵し、雛は約14日で巣立ちます。