キレンジャク [黄連雀]
Bombycilla garrulus
尾の先が黄色い冬の貴婦人
ふさふさの冠羽と尾羽の先端の鮮やかな黄色が特徴的な冬鳥です。平安時代から「連雀」として親しまれ、群れで行動する姿からその名がつきました。次列風切羽の先端には赤い蝋状の突起物があり、これが英名「Waxwing(蝋の翼)」の由来となっています。4〜5年に一度大群が渡来する「当たり年」があり、愛鳥家を喜ばせます。
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分類
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英名Bohemian Waxwing
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大きさ全長約20cm
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体重55g
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羽の色
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寿命野生下で約5-8年
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保全状況指定なし
北半球の寒帯で広く繁殖し、冬季に南下します。日本には冬鳥として本州以北に渡来し、西日本より東日本で多く見られます。旭川市の「市民の鳥」に指定されています。
平地から山地の林に生息し、木の実が豊富な場所を好みます。冬季は市街地の街路樹や公園でも見られ、ナナカマドやヤドリギのある場所に集まります。
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行動・習性
冬は10〜30羽、時にはヒレンジャクと混群を作り100羽以上になることもあります。人間をあまり怖がらず、餌となる木の実を食べ尽くすまで同じ場所に滞在します。飛翔時は波状の軌道を描きます。
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さえずり
「チリリチリリ」「ピピピ」と小さく高い声で地鳴きします。群れが一斉に鳴くと、小さな鈴がたくさん鳴っているような美しい音色が響きます。さえずりは繁殖地で聞かれます。
主に木の実を食べ、特にヤドリギやナナカマドの実を好みます。ヤドリギの実を食べると粘りのある糸状の糞をし、種子の散布に貢献する共生関係にあります。繁殖期には昆虫も食べます。
繁殖期は5〜7月。地上2〜6mの枝の上に小枝、枯草、蘚苔類で皿形の巣を作ります。4〜6個の卵を産み、メスが13〜14日間抱卵します。