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カモメ科

キョクアジサシ [極鰺刺]

Sterna paradisaea

大きさ : 全長約35cm
観察時期 : 7月、12月

北極と南極を結ぶ渡りの王者

地球上で最も長距離の渡りをする鳥として知られ、北極圏と南極圏を毎年往復します。年間の移動距離は約8万kmにも及び、生涯で地球と月を3往復以上する距離を飛びます。常に白夜の夏を追いかけて移動するため「太陽を追う鳥」とも呼ばれ、地球上で最も長い時間日光を浴びている動物です。

  • 分類
  • 英名
    Arctic Tern
  • 大きさ
    全長約35cm
  • 体重
    110g
  • 羽の色
    頭頂部は黒く、体は白と灰色。くちばしと足は繁殖期には鮮やかな赤色になりますが、非繁殖期には黒っぽくなります。尾羽は深く二又に分かれた燕尾型で、翼は細長く飛翔に適した体型をしています。
  • 寿命
    野生下で約30年
  • 保全状況
    指定なし

北極圏(グリーンランド、カナダ、ロシア、スカンジナビア半島北部など)で繁殖し、南極周辺海域で越冬します。渡りのルートは太平洋東部と大西洋東部に分かれ、日本はルートから外れているため記録は非常にまれです。

キョクアジサシの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

海上や海岸付近、河川沿いなどの水辺で活動します。繁殖地では北極圏の砂礫地に集団で営巣し、非繁殖期は南極周辺の海域で過ごします。

  • 行動・習性

    昼行性で、海上や海岸付近を飛翔しながら活動します。群れで生活し、100羽を超える集団を形成することもあります。ホバリングして狙いを定め、水中に頭から飛び込んで魚を捕らえます。夜は水上で休息します。

  • さえずり

    「キリッキリッ」という甲高い声で鳴きます。繁殖地では警戒時に鋭い声を発し、外敵に対して果敢に威嚇攻撃を行うこともあります。

主に小魚を捕食します。空中でホバリングした後、水面めがけてダイブして獲物を捕らえます。甲殻類や昆虫も食べることがあります。

繁殖期は7〜8月。北極圏の海岸近くの砂礫地に集団で営巣し、2〜3個の卵を産みます。抱卵期間は約24日。驚くことに雛は孵化後わずか1か月で南極への長旅に出発します。

学名
Sterna paradisaea
英名
Arctic Tern
渡り区分
分布
北極圏(グリーンランド、カナダ、ロシア、スカンジナビア半島北部など)で繁殖し、南極周辺海域で越冬します。渡りのルートは太平洋東部と大西洋東部に分かれ、日本はルートから外れているため記録は非常にまれです。
生息地
大きさ
全長約35cm
体重
110g
寿命
野生下で約30年
珍しさ
めったに見られない
日本での観察は極めて困難で、迷鳥として稀に記録される程度です。海外では北極圏の繁殖地や南極クルーズで観察できます。似た種のアジサシとの識別には尾羽の長さや嘴の色に注目してください。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合