キクイタダキ [菊戴]
Regulus regulus
頭に菊の花を戴く日本最小の鳥
日本で見られる野鳥の中で最も小さい部類に入る鳥で、ミソサザイ、エナガとともに最小クラスです。頭頂部の黄色い羽毛が菊の花を戴いているように見えることが和名の由来です。学名の「Regulus」は「小さな王」を意味し、黄色い冠が王冠に見立てられています。興奮すると頭頂の羽毛が菊の花のように開きます。
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分類
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英名Goldcrest
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大きさ全長約10cm
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体重5g
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羽の色
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寿命小鳥の平均寿命は短く、1〜3年程度と言われています。
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保全状況指定なし
北海道と本州中部以北で繁殖し、留鳥または漂鳥として生息します。冬には本州中部以南の西日本に一部が越冬のために飛来します。
針葉樹林を好み、トドマツ、エゾマツ、モミ、シラビソなどの林で見られます。冬には平地の公園や庭のイチイなどでも観察されることがあります。樹の上部を活発に動き回ります。
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行動・習性
針葉樹林の樹冠部を忙しなく動き回り、蛾の幼虫や昆虫、クモ類を捕まえます。ホバリングしながら餌を捕ることもあります。冬にはカラ類と混群を形成することが多いです。
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さえずり
「ツィー」「チチチ」「リーリー」などと金属的な高くて細い声で地鳴きします。さえずりは「ツツツツツチィーチィーチョリチチチョ」と複雑です。
蛾の幼虫、昆虫類、クモ類などを食べます。針葉樹の枝先で小さな虫を捕らえる姿が観察されます。
6〜7月に繁殖し、針葉樹の枝先の葉の間に地衣類やイネ科植物の葉などで椀形の巣をクモの糸でハンモック状に吊り下げて作ります。