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カモ科

カワアイサ [川秋沙]

Mergus merganser

大きさ : 全長約65cm
観察時期 : 11月~3月

清流の名ハンター・魚を追う潜水の達人

カワアイサは、カモ目カモ科ウミアイサ属に属する大型のカモで、和名の「アイサ」は「秋が去る」頃にやってくることに由来します。細長い体型と鋸状の歯を持つ嘴が特徴で、魚を捕らえる潜水の名手として知られています。オスは頭部が緑光沢の黒色で体は白く非常に美しい一方、メスは茶褐色の頭と灰色の体で控えめな色合いです。清流や湖沼に生息することから、水質が良好な環境の指標種としても注目されています。

  • 分類
  • 英名
    Common Merganser
  • 大きさ
    全長約65cm
  • 体重
    1450g
  • 羽の色
    オスは頭部が緑色の金属光沢を持つ黒色で、冠羽はありませんが後頭部がふくらんで見えます。頸から胸、体の下面は白く、背の上面は黒色です。メスは頭部が茶褐色で短い冠羽があり、胸から体の下面は白色、体の上面は灰褐色です。雌雄とも嘴と足は赤色で、嘴の内側には魚を逃がさないための鋸状の突起があります。
  • 寿命
    野生下で約10-15年
  • 保全状況
    指定なし

ユーラシア大陸中北部と北アメリカ北部で繁殖し、冬季はヨーロッパ、中央アジア、中国東部、朝鮮半島、北アメリカ中部などへ渡り越冬します。日本へは冬鳥として九州以北に渡来し、北日本の方が渡来数が多いです。北海道では少数が留鳥として繁殖しています。

カワアイサの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

越冬時は湖沼や河川などの淡水域に生息しますが、内湾や沿岸部の浅瀬にも姿を見せます。北日本では海水域に多く、西日本では淡水域に多い傾向があります。清流を好み、水質の良い環境の指標となります。

  • 行動・習性

    1羽から数羽程度の小群で生活することが多く、大きな群れは作りません。水中に潜って魚を追い、鋸状の嘴で確実に捕らえます。潜水が非常に上手で、水面を走るように助走をつけてから飛び立ちます。警戒心がやや強い傾向があります。

  • さえずり

    比較的静かな鳥で、繁殖期以外はあまり鳴きません。鳴き声は低い「カルル、カルル」「ガガガ」という音や、短い笛のような声です。オスは「クルル、クルル」、メスは「クワッ、クワッ」と鳴くこともあります。

主に魚食性で、潜水して魚類を捕食します。エビやカニなどの甲殻類、水生昆虫なども食べます。幼鳥の間は水生昆虫を多く食べ、成長するにつれて魚の割合が増えます。

繁殖期は4〜6月で、樹洞や岩の裂け目、土手の穴などに巣を作ります。地上に枯れ草などを用いて皿状の巣を作ることもあります。抱卵と育雛はメスが行います。ヒナは孵化後すぐに母親を追って水辺へ移動します。

学名
Mergus merganser
英名
Common Merganser
渡り区分
冬鳥(北海道では留鳥として繁殖)
分布
ユーラシア大陸中北部と北アメリカ北部で繁殖し、冬季はヨーロッパ、中央アジア、中国東部、朝鮮半島、北アメリカ中部などへ渡り越冬します。日本へは冬鳥として九州以北に渡来し、北日本の方が渡来数が多いです。北海道では少数が留鳥として繁殖しています。
生息地
大きさ
全長約65cm
体重
1450g
寿命
野生下で約10-15年
珍しさ
ときどき見かける
冬の湖沼や河川、ダム湖などで観察できます。オスは頭の緑光沢と白い体、メスは茶色の頭と灰色の体で識別します。よく似たウミアイサとの違いは、カワアイサのオスには冠羽がないこと、メスは頭部と胸の境目がくっきりしていることです。水に潜って魚を捕らえる姿は見応えがあります。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合