カヤクグリ [萱潜]
Prunella rubida
高山のハイマツ帯に暮らす日本固有の小鳥
カヤクグリは、スズメ目イワヒバリ科に属する日本固有種の小鳥です。和名は「茅潜」と書き、冬季にカヤ(ススキなどの草)の茂る藪の中を潜むように生活することに由来します。夏は高山帯のハイマツ林で繁殖し、冬になると低地に降りてくる漂鳥で、高山を主な生息場所にしているため人に対する警戒心が低く、近くで観察できることもあります。英名の「Japanese Accentor」は、まさに日本を代表するイワヒバリ科の鳥であることを示しています。
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分類
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英名Japanese Accentor
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大きさ全長約14cm
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羽の色
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寿命野生下で約3-5年
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保全状況指定なし
日本固有種で、本州中部以北の亜高山帯以上の山地、徳島県剣山、兵庫県氷ノ山などで繁殖します。北海道や南千島でも亜種エゾカヤクグリが繁殖します。冬は低山や暖地に移動し、九州では冬鳥として観察されます。
夏季は亜高山帯から高山帯にかけてのウラジロナナカマドやハイマツなどの低木林、岩場に生息します。冬季は低山の藪や林道沿いの斜面など、草の茂った場所に移動します。
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行動・習性
ハイマツなどの低木林の枝間を移動しながら餌を探します。単独または数羽の小群で行動し、雪渓の上やお花畑を歩きながら採食することもあります。警戒心が低く、じっとしていると近づいてくることもあります。驚くと藪の中に潜り込みます。
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さえずり
繁殖期には「チリチリチリ」「チーチーリリリ」「チュリチュリチュリヒリリ」と澄んだ声でさえずります。地鳴きは「ツリリリ」「チリリ」という声で、秋冬の低地ではこちらをよく耳にします。ヤマヒバリの鳴き声に似ています。
昆虫類、クモ、幼虫類、草や木の種子などを食べます。夏は主に昆虫を、冬は種子類を主食とします。地上で落ち葉をめくりながら餌を探すことが多いです。
繁殖期は5〜7月で、ハイマツなどの低木の枝上や根元に、枯れ草や苔で椀状の巣を作ります。淡い青緑色の卵を4〜5個産み、メスのみが約14日間抱卵します。ヒナは孵化後約14日で巣立ちます。