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イワヒバリ科

カヤクグリ [萱潜]

Prunella rubida

大きさ : 全長約14cm
観察時期 : 7月、12月~2月

高山のハイマツ帯に暮らす日本固有の小鳥

カヤクグリは、スズメ目イワヒバリ科に属する日本固有種の小鳥です。和名は「茅潜」と書き、冬季にカヤ(ススキなどの草)の茂る藪の中を潜むように生活することに由来します。夏は高山帯のハイマツ林で繁殖し、冬になると低地に降りてくる漂鳥で、高山を主な生息場所にしているため人に対する警戒心が低く、近くで観察できることもあります。英名の「Japanese Accentor」は、まさに日本を代表するイワヒバリ科の鳥であることを示しています。

  • 分類
  • 英名
    Japanese Accentor
  • 大きさ
    全長約14cm
  • 羽の色
    全体的に地味で目立たない色彩をしています。頭部は暗褐色で、体の上面は赤褐色に暗褐色の縦縞が入ります。胸と腹は灰褐色で、体の側面から下尾筒にかけて褐色の縦縞があります。頬には薄い黄褐色の斑点が見られます。嘴は細く黒色で、足は淡い肉色です。雌雄同色です。
  • 寿命
    野生下で約3-5年
  • 保全状況
    指定なし

日本固有種で、本州中部以北の亜高山帯以上の山地、徳島県剣山、兵庫県氷ノ山などで繁殖します。北海道や南千島でも亜種エゾカヤクグリが繁殖します。冬は低山や暖地に移動し、九州では冬鳥として観察されます。

カヤクグリの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

夏季は亜高山帯から高山帯にかけてのウラジロナナカマドやハイマツなどの低木林、岩場に生息します。冬季は低山の藪や林道沿いの斜面など、草の茂った場所に移動します。

  • 行動・習性

    ハイマツなどの低木林の枝間を移動しながら餌を探します。単独または数羽の小群で行動し、雪渓の上やお花畑を歩きながら採食することもあります。警戒心が低く、じっとしていると近づいてくることもあります。驚くと藪の中に潜り込みます。

  • さえずり

    繁殖期には「チリチリチリ」「チーチーリリリ」「チュリチュリチュリヒリリ」と澄んだ声でさえずります。地鳴きは「ツリリリ」「チリリ」という声で、秋冬の低地ではこちらをよく耳にします。ヤマヒバリの鳴き声に似ています。

昆虫類、クモ、幼虫類、草や木の種子などを食べます。夏は主に昆虫を、冬は種子類を主食とします。地上で落ち葉をめくりながら餌を探すことが多いです。

繁殖期は5〜7月で、ハイマツなどの低木の枝上や根元に、枯れ草や苔で椀状の巣を作ります。淡い青緑色の卵を4〜5個産み、メスのみが約14日間抱卵します。ヒナは孵化後約14日で巣立ちます。

学名
Prunella rubida
英名
Japanese Accentor
渡り区分
分布
日本固有種で、本州中部以北の亜高山帯以上の山地、徳島県剣山、兵庫県氷ノ山などで繁殖します。北海道や南千島でも亜種エゾカヤクグリが繁殖します。冬は低山や暖地に移動し、九州では冬鳥として観察されます。
生息地
大きさ
全長約14cm
寿命
野生下で約3-5年
珍しさ
ときどき見かける
夏は高山帯のハイマツ林周辺で、森林限界付近の登山道を歩きながら探すとさえずりが聞けます。冬は低山の林道沿いや藪の近くで観察のチャンスがあります。地味な色なので、「チリリ」という地鳴きを頼りに探しましょう。人への警戒心が低いので、静かにしていれば近くで観察できます。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合