カモメ [鷗]
Larus canus
海と航海を象徴する海辺の掃除屋さん
カモメは、チドリ目カモメ科に属する海鳥で、世界中で海と航海のシンボルとして親しまれています。「カモメ」という名は、幼鳥の羽毛にある斑紋が籠の目のように見えることから「カゴメ」が転じたとされています。日本には冬鳥として全国の海岸や河口に飛来し、何でも食べる雑食性から「海辺の掃除屋さん」とも呼ばれます。漁師たちは魚群の上に集まる習性を利用して漁場を探すなど、古くから大切にされてきました。
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分類
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英名Mew Gull
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大きさ全長約45cm
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体重400g
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羽の色
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寿命野生下で約10-15年
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保全状況指定なし
夏季はユーラシア大陸北部やカナダ、アラスカなどで繁殖し、冬季にはヨーロッパ、アフリカ北部、ペルシャ湾岸、日本周辺、中国東部、朝鮮半島などで越冬します。日本には冬鳥として全国に飛来し、春夏には繁殖のため北方へ戻ります。
港、海岸、河口、干潟などの沿岸部に生息します。冬の河口などに群れで集まり、海辺に打ち上げられた動物の死骸や昆虫、河口に流れ着くゴミなどを食べて環境を綺麗に保つ役割を担っています。
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行動・習性
群れで行動することが多く、餌場や休息場所では多数の個体が集まります。水面に浮かんで休んだり、岸壁やテトラポッドに並んで羽を休める姿がよく見られます。飛翔は優雅で、風を利用した滑空も得意です。
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さえずり
高く甲高い声で「カゥ」「クァ」「クゥー、クゥー」と鳴きます。カラスに似た鳴き声とも表現されます。ウミネコの「ミャー」という猫のような鳴き声とは異なり、識別の手がかりになります。
雑食性で、小魚、カニ、昆虫類、ミミズ、動物の死骸など何でも食べます。海辺に打ち上げられたものや河口に流れ着くものを漁る習性があり、「海辺の掃除屋さん」として知られています。
繁殖期は4〜7月で、沿岸部の岩礁や砂丘などに集団繁殖地を形成します。一夫一妻で1回に2〜3個の卵を産み、オスとメスが交代で抱卵します。ヒナは約25日で孵化し、45日ほどで巣立ちます。