カシラダカ [頭高]
Emberiza rustica
興奮すると冠羽を立てる冬の小鳥
スズメ目ホオジロ科に属する冬鳥で、スズメとほぼ同じ大きさの小鳥です。興奮すると頭頂部の羽毛を立てる習性があり、これが「頭高(カシラダカ)」という和名の由来になっています。ホオジロによく似ていますが、お腹が白いことで区別できます。かつては大群で見られた鳥ですが、近年は世界的に個体数が減少しており、IUCNでは絶滅危惧種に分類されています。
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分類
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英名Rustic Bunting
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大きさ全長約15cm
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体重22g
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羽の色
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寿命野生下で約2-3年
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保全状況指定なし
ユーラシア大陸北部の森林地帯(スカンジナビア半島からカムチャッカ半島まで)とアリューシャン列島で繁殖します。冬季は中国東部に渡り越冬し、日本には冬鳥として九州以北に渡来します。
明るい森林地帯、開けた河原、農耕地、草地、林縁などに生息します。餌が豊富な農耕地を好み、群れで生活していることが多いです。
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行動・習性
十数羽から数百羽の群れで行動しますが、群れのまとまりは弱く、驚くとバラバラな方向に飛び散ります。地上を小刻みに跳ね歩きながら移動し、落ちている餌を探します。ホオジロと一緒にいることもあります。
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さえずり
地鳴きは「チッ」「チョッ」という高い声を単音で発します。ホオジロが「チチチッ」と続けて鳴くのに対し、カシラダカは一声ずつ鳴くのが特徴です。春先にはヒバリに似た明るい声で複雑なさえずりをすることもあります。
主に草の種子を食べる植物食で、イネ科などの小さな種子を好みます。繁殖期には昆虫やクモ類なども捕食します。地上で採餌することが多いです。
繁殖地のシベリアなどでは、湿気のある林の地上や地上近くの茂みに皿状の巣を作ります。1回に4〜5卵を産み、メスが抱卵します。抱卵期間は12〜13日程度です。