カオグロガビチョウ [顔黒画眉鳥]
Garrulax perspicillatus
目の周りが黒いガビチョウ類最大種
スズメ目チメドリ科に属する外来種で、ガビチョウの仲間では日本で記録されている中で最大の種です。目の周りが広く黒いことが和名の由来で、姿や声はヒヨドリによく似ています。中国中南部やベトナムが原産地で、日本ではペットとして輸入された個体が逃げ出して野生化しました。特定外来生物に指定されており、在来鳥類との競合が懸念されています。
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分類
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英名Masked Laughingthrush
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大きさ全長約30cm
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体重100g
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羽の色
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寿命野生下で約8-10年
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保全状況外来種のため保全評価はなし
原産地は中国中南部とベトナム。日本では1980年代から神奈川県で確認され始め、現在は東京都から群馬県にかけての関東地方で定着・分布を拡大しています。岩手県でも記録があります。
低標高の山地、平野部の低木林や竹林、農地などに生息します。他のガビチョウ類が森林性なのに対し、本種は農地や住宅地に林が点在するような、より開けた環境を好む傾向があります。
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行動・習性
低木の樹上または竹藪で生活し、よく地上を走ります。あまり高く飛ばず、小群で行動する傾向があります。警戒心はそれほど強くなく、姿を見せることも多いです。
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さえずり
「ピャー」「ピャーピャー」という声を組み合わせてけたたましく鳴きます。声はヒヨドリに似ていますが、より単純な声の繰り返しで、大きく響きます。藪の中から聞こえることが多いです。
果実と昆虫を主に食べます。藪の中や地上で採餌することが多く、果樹園などでは農業被害を引き起こす可能性があります。
原産地では繁殖期は3〜8月で、年に2回繁殖します。低木の樹上や竹藪に営巣し、1回に2〜5卵を産みます。日本での繁殖生態も同様と考えられています。