オジロワシ [尾白鷲]
Haliaeetus albicilla
純白の尾を持つ北の王者
タカ目タカ科に属する大型のワシで、成鳥の純白の尾羽が名前の由来です。オオワシに次ぐ日本最大級の猛禽類で、北海道では少数が繁殖する留鳥もいます。水界生態系の頂点に位置し、魚類や水鳥を捕食します。国の天然記念物であり、絶滅危惧種に指定されています。若鳥の尾は数年かけて白くなっていきます。
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分類
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英名White-tailed Eagle
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大きさ全長約89cm
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体重4800g
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羽の色
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寿命野生下で約20-25年
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保全状況環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定
ユーラシア大陸北部で繁殖し、日本では主に冬鳥として北海道に渡来します。北海道北部・東部では少数が周年生息し繁殖します。本州北部から中部にも飛来することがあります。
海岸、河川、湖沼などの水辺に生息します。繁殖期には水辺に近い大木に営巣します。
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行動・習性
単独またはペアで生活しますが、冬季には集団で休むこともあります。水上低く飛んで魚を掴んだり、急降下して獲物を捕らえます。動物の死骸も食べるスカベンジャーでもあります。
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さえずり
繁殖期には「キャッ、キャッ、キャッ」と力強く鳴きます。警戒時は「カッ、カッ、カッ」と鳴きます。雌雄で合唱になることもあります。
魚類と水鳥類が主食です。ウサギなどの中型哺乳類、ヘビも捕食します。産卵後のサケ科魚類や海岸に打ち上げられた動物の死肉も食べます。
3〜4月に繁殖期を迎え、高木の樹上や断崖に巣を作ります。1〜3卵を産み、約40日間抱卵します。巣内育雛期は70〜90日間で、6月下旬〜7月中旬に巣立ちます。