オオハシシギ [大嘴鷸]
Limnodromus scolopaceus
太く長い嘴で泥を探るシベリアからの冬の使者
チドリ目シギ科に属する中型のシギで、名前の通り太く長い嘴が特徴です。シベリア北東部とアラスカで繁殖し、主に北米大陸で越冬しますが、日本にもごく少数が旅鳥または冬鳥として渡来します。海岸近くの淡水湿地や水田を好み、干潟で見かけることは比較的少ない種類です。嘴を泥に差し込んでミシンのように上下させながら餌を探す独特の採餌行動が観察できます。
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分類
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英名Long-billed Dowitcher
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大きさ全長約29cm
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羽の色
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寿命野生下で約10〜15年と推定
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保全状況指定なし
シベリア北東部とアラスカの一部で繁殖します。冬季は主にカリフォルニア州からメキシコにかけて越冬しますが、日本にもごく少数が渡来します。日本では10月頃から翌4月頃までの記録が多く、旅鳥または冬鳥として扱われます。
海岸に近い淡水や汽水の湿地、水田、蓮田などに生息します。開けた干潟や海岸よりも内陸の湿地を好みます。繁殖地では北極圏のツンドラ地帯の湿地に生息します。
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行動・習性
嘴を泥に垂直に差し込み、ミシンのように上下させながら餌を探す特徴的な採餌行動をします。非繁殖期は小群を作りますが、日本では1〜2羽で観察されることがほとんどです。他のシギ類の群れに混じっていることもあります。
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さえずり
「キューイ」「ピューイ」という甲高い声で鳴きます。飛び立つときに鳴くことが多いです。非繁殖期はあまり鳴かないことが多いです。
ゴカイ、昆虫類の幼虫、甲殻類、貝類などを食べます。長い嘴を泥の中に深く差し込んで、隠れている獲物を探り当てます。水生植物の種子なども食べることがあります。
繁殖地は北極圏のツンドラ地帯です。5〜6月頃に繁殖期を迎え、湿地の地上に草を敷いた浅い皿状の巣を作ります。通常4個の卵を産み、雌雄で抱卵します。繁殖期には縄張りを形成します。