オオチドリ [大千鳥]
Charadrius veredus
草原を駆ける淡橙色の胸が美しいチドリ
チドリ目チドリ科に属する中型のチドリで、日本では数少ない旅鳥として春の渡りの時期に観察されます。他のチドリ類と異なり干潟よりも乾燥した草地や畑地を好む珍しい習性を持っています。西日本や先島諸島での記録が多く、毎年小規模な群れが渡来しています。モンゴルから中国東北部の草原で繁殖する草原性のチドリで、足が長くスマートな体型が特徴です。
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分類
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英名Oriental Plover
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大きさ全長約24cm
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体重95g
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羽の色
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寿命野生下で約5〜10年と推定
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保全状況指定なし
中央アジア、モンゴルから中国東北部のバイカル湖周辺からウスリー地方にかけての限られた地域で繁殖します。冬季はアフリカ東部、インドネシア、オーストラリア北部に渡り越冬します。日本へは数少ない旅鳥として主に春に渡来し、西日本での記録が多いです。
草地、乾田、埋立地、牧草地などの乾燥した環境を好みます。干潟にはあまり入らず、他のチドリ類とは異なる生息環境を選びます。繁殖地ではステップや半砂漠の草原地帯に生息します。
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行動・習性
草地や畑地を歩き回りながら採餌します。典型的なチドリの採餌行動で、立ち止まっては走り、また立ち止まるという動作を繰り返します。警戒心がやや弱く、比較的近くで観察できることもあります。乾いた場所を好み、水辺にはあまり近づきません。
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さえずり
「ピピッ」「キュイッ」という高い声で鳴きます。飛翔中に鳴くことが多いです。繁殖地では「プルルル」というトリルのような声を出すこともあります。
昆虫類、クモ類、ミミズなどの小動物を食べます。草地や裸地で地表を歩きながら、目で獲物を見つけてついばみます。
繁殖地はモンゴルや中国東北部の草原地帯です。4〜6月頃に繁殖期を迎え、地上の浅い窪みに営巣します。通常3個の卵を産みます。草原の地面に直接卵を産むため、保護色の卵が外敵から見つかりにくくなっています。