オオセッカ [大雪加]
Locustella pryeri
ヨシ原を舞う希少な日本固有の小鳥
スズメ目センニュウ科に属する小鳥で、日本では青森県、秋田県、茨城県、千葉県など限られた地域でのみ繁殖する希少種です。絶滅危惧種に指定されており、国内の繁殖個体数は毎年カウント調査が行われています。鳥類では珍しい一夫多妻制をとり、環境に応じて3タイプの異なる形状の巣を作り分けるという興味深い習性を持っています。セッカに似ていますが、尾が長く体もやや大きいのが特徴です。
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分類
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英名Japanese Swamp Warbler
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大きさ全長約13cm
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体重14g
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羽の色
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寿命野生下で数年程度と推定
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保全状況環境省レッドリストでは「絶滅危惧IB類(EN)」に指定
日本固有亜種は青森県(岩木川河口、仏沼)、秋田県(八郎潟)、茨城県・千葉県(利根川流域)で繁殖します。冬季は関東地方から瀬戸内海沿岸にかけての太平洋側で越冬すると考えられています。中国東北部にはオナガオオセッカという別亜種が分布します。
ヨシ原や湿性草原に生息します。特にヨシやススキが茂る広大な湿地帯を好み、繁殖地は限られた場所に集中しています。冬季は本州中部の太平洋岸のヨシ原に移動すると考えられています。
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行動・習性
繁殖期にはオスがなわばりを持ち、さえずり飛翔を繰り返してメスを引きつけます。オス同士が集まる「同種誘引」の性質が強く、これが繁殖地が限定される一因と考えられています。ヨシの茎を登り降りしながら採餌する姿が見られます。
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さえずり
繁殖期のオスは「チュルチュルチュル」「クチュクチュクチュ」とさえずりながら、ヨシ原の上空を半円形を描いて舞い下りるさえずり飛翔を行います。地鳴きは「ジャッジャッ」という声です。
主に昆虫類やクモ類を食べます。ヨシ原の中を移動しながら、葉や茎についた小さな虫を捕食します。
繁殖期は6〜8月頃で、オオヨシキリやコヨシキリより遅い時期です。一夫多妻制で、メスがヨシやススキの株の中に巣を作ります。環境により鉢形、楕円形、球形の3タイプの巣を作り分けます。1回の産卵で5〜6個、抱卵日数は約11日、巣立ちまで約12日です。