オオコノハズク [大木葉木菟]
Otus semitorques
橙色の瞳が印象的な夜の森の住人
フクロウ目フクロウ科に属する小型のフクロウです。コノハズクより一回り大きく、日本で2番目に小さいフクロウの仲間として知られています。夜行性で、木の洞や建物の隙間などを昼間の隠れ家として利用します。秋冬には雑木林や竹林の中で数羽が集まっていることもあり、木の枝に止まって周囲を警戒する姿が見られます。羽角(飾り羽)を立てた姿が特徴的で、木の幹に擬態して身を隠す習性があります。
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分類
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英名Japanese Scops Owl
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大きさ全長約24cm
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体重160g
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羽の色
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寿命野生下で約10〜15年
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保全状況指定なし
ロシア東部の沿海州からサハリン、中国東部に分布します。日本では北海道から沖縄まで全国に生息し、北海道では夏鳥、それ以外の地域では主に留鳥です。琉球諸島にはリュウキュウオオコノハズクという亜種が生息しています。
平地から山地の森林に生息します。落葉広葉樹林や混交林、竹林などを好み、公園や庭園など人家の近くでも見られることがあります。樹洞のある大きな木がある環境を特に好みます。
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行動・習性
夜行性で、日没後から活動を始めます。昼間は樹洞や木の枝で休息し、木の幹に体を寄せて擬態することがあります。秋冬には数羽が集まって過ごすこともあります。飛翔は音を立てずに行い、獲物に気づかれにくい特徴があります。
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さえずり
「ミャオ」というネコのような声や、「ウォッウォッ」という声、「ポッポッポッポ」という連続した声など、様々な鳴き声を出します。繁殖期には夜間によく鳴きます。
ネズミなどの小型哺乳類、小鳥、昆虫類などを捕食します。主に夜間に狩りを行い、音を頼りに獲物を探します。
繁殖期は4〜6月頃です。樹洞や古い建物の隙間などに営巣し、4〜5個の卵を産みます。メスが主に抱卵を行い、約25〜30日で孵化します。雛は約4週間で巣立ちます。