エゾムシクイ [蝦夷虫喰]
Phylloscopus borealoides
高山に響く「ヒーツーキー」の声
エゾムシクイは、スズメ目ムシクイ科に属する小鳥で、「ヒーツーキー」という高く澄んだ金属的なさえずりが特徴です。和名の「蝦夷」は北海道を指しますが、実際には本州中部以北の亜高山帯でも繁殖します。ムシクイ類の中では最も暗い場所を好み、針葉樹林の薄暗い林床部で生活します。姿を見るのは非常に難しく、声は聞こえても姿を確認できないことが多い野鳥です。世界的にも分布域が限られており、日本とサハリン周辺が主な生息地となっています。
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分類
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英名Sakhalin Leaf Warbler
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大きさ全長約12cm
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体重9g
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羽の色
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寿命野生下で約2-4年
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保全状況指定なし
夏季は北海道、本州中部以北の山地で繁殖。冬季はフィリピン、ニューギニア島などで越冬。サハリンでも繁殖する。世界的に分布域は狭い。
平地から亜高山帯の針葉樹林や針広混交林に生息。特に暗い場所を好み、谷間の崖地や薄暗い林床部で見られる。渡りの時期には平地の公園や海岸林にも現れる。
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行動・習性
藪の中を敏捷に動き回り、枝から枝へと素早く移動しながら昆虫を探す。非常に警戒心が強く、暗い場所を好むため姿を見ることが難しい。繁殖期のオスは盛んにさえずって縄張りを主張する。
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さえずり
「ヒーツーキー」「ヒーツーチー」と高く透き通った金属的な声でさえずる。地鳴きは「ピッ」「ピッ」と比較的強い声で鳴く。センダイムシクイの「チヨチヨビー」、メボソムシクイの「ゼニトリ」と鳴き声で識別できる。
動物食で、昆虫類やクモ類を捕食する。樹上や藪の中を移動しながら獲物を探し、葉の裏や枝先から虫を捕らえる。
繁殖期は5月〜7月。地上や低い場所に枯れ草などでドーム状の巣を作り、入口を横に設ける。淡い色の卵を4〜6個産み、メスが抱卵する。