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ムシクイ科

エゾムシクイ [蝦夷虫喰]

Phylloscopus borealoides

大きさ : 全長約12cm
観察時期 : 4月~5月

高山に響く「ヒーツーキー」の声

エゾムシクイは、スズメ目ムシクイ科に属する小鳥で、「ヒーツーキー」という高く澄んだ金属的なさえずりが特徴です。和名の「蝦夷」は北海道を指しますが、実際には本州中部以北の亜高山帯でも繁殖します。ムシクイ類の中では最も暗い場所を好み、針葉樹林の薄暗い林床部で生活します。姿を見るのは非常に難しく、声は聞こえても姿を確認できないことが多い野鳥です。世界的にも分布域が限られており、日本とサハリン周辺が主な生息地となっています。

  • 分類
  • 英名
    Sakhalin Leaf Warbler
  • 大きさ
    全長約12cm
  • 体重
    9g
  • 羽の色
    体の上面はやや緑を帯びた褐色で、後頭から後頸にかけて灰色味がある。腹面は白色。目の上に細長い黄白色の眉斑がある。ムシクイ類の中では褐色味が強い。嘴は細く、上嘴は暗色、下嘴は淡色。脚は明るい肉色で、これがセンダイムシクイとの識別点になる。雌雄同色。
  • 寿命
    野生下で約2-4年
  • 保全状況
    指定なし

夏季は北海道、本州中部以北の山地で繁殖。冬季はフィリピン、ニューギニア島などで越冬。サハリンでも繁殖する。世界的に分布域は狭い。

エゾムシクイの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

平地から亜高山帯の針葉樹林や針広混交林に生息。特に暗い場所を好み、谷間の崖地や薄暗い林床部で見られる。渡りの時期には平地の公園や海岸林にも現れる。

  • 行動・習性

    藪の中を敏捷に動き回り、枝から枝へと素早く移動しながら昆虫を探す。非常に警戒心が強く、暗い場所を好むため姿を見ることが難しい。繁殖期のオスは盛んにさえずって縄張りを主張する。

  • さえずり

    「ヒーツーキー」「ヒーツーチー」と高く透き通った金属的な声でさえずる。地鳴きは「ピッ」「ピッ」と比較的強い声で鳴く。センダイムシクイの「チヨチヨビー」、メボソムシクイの「ゼニトリ」と鳴き声で識別できる。

動物食で、昆虫類やクモ類を捕食する。樹上や藪の中を移動しながら獲物を探し、葉の裏や枝先から虫を捕らえる。

繁殖期は5月〜7月。地上や低い場所に枯れ草などでドーム状の巣を作り、入口を横に設ける。淡い色の卵を4〜6個産み、メスが抱卵する。

学名
Phylloscopus borealoides
英名
Sakhalin Leaf Warbler
渡り区分
分布
夏季は北海道、本州中部以北の山地で繁殖。冬季はフィリピン、ニューギニア島などで越冬。サハリンでも繁殖する。世界的に分布域は狭い。
生息地
大きさ
全長約12cm
体重
9g
寿命
野生下で約2-4年
珍しさ
ときどき見かける
山地の針葉樹林で5月〜7月に「ヒーツーキー」という声を頼りに探す。姿を見るのは難しいが、さえずり中は枝先に出てくることも。早朝が最も活動的。センダイムシクイやメボソムシクイとの識別は鳴き声が決め手。
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