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ウミスズメ科

ウミスズメ [海雀]

Synthliboramphus antiquus

大きさ : 全長約26cm
観察時期 : 通年

夜の海を渡る小さな潜水名人

ウミスズメは、チドリ目ウミスズメ科に属する小型の海鳥で、ずんぐりとした体型と短い嘴が特徴です。日本では天売島でのみ繁殖が確認されており、絶滅危惧IA類に指定されています。繁殖地では夜行性で、夜間にのみ営巣地を訪れるため観察が難しい鳥です。孵化後わずか2日で雛が両親とともに海へ出るという、ウミスズメ科の中でも特殊な繁殖様式を持っています。

  • 分類
  • 英名
    Ancient Murrelet
  • 大きさ
    全長約26cm
  • 体重
    200g
  • 羽の色
    夏羽では頭部は黒く、眼の後方から白い線が走る。体の上面は灰青色、胸から腹は白い。後頸には絹のような白い羽毛が生える。冬羽では喉が白くなり、絹状の羽毛はなくなる。嘴は短くてやや太く、灰色がかった色。
  • 寿命
    野生下で約10-20年
  • 保全状況
    指定なし

ユーラシア大陸東岸からアリューシャン列島、北アメリカ北西部にかけて繁殖。日本では天売島でのみ繁殖が確認され、冬は本州沿岸でも見られることがあります。

ウミスズメの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

繁殖期は離島の樹林や草地の土壌、岩の隙間などに営巣。非繁殖期は沖合の海上で小群を作って生活し、港に入ることもあります。

  • 行動・習性

    非繁殖期は10羽ほどの小群で行動し、時に数百羽の群れになることもあります。潜水して魚を捕らえ、船が近づくと潜って逃げます。繁殖地では夜行性で、日没後に巣に戻り、夜明け前に海へ出ます。

  • さえずり

    「チッチッ」という声で鳴きます。繁殖地では複雑で多様な鳴き方をし、9種類の鳴き方があるといわれています。

潜水して魚類や甲殻類、プランクトンなどを捕食します。

繁殖期は5月〜7月。草地に深さ20cm程度の穴を掘るか、岩の隙間に営巣。2個の卵を産み、約30日間抱卵。雛は孵化後2〜4日で親に誘導されて夜間に海へ出て、その後2ヶ月間両親から世話を受けます。

学名
Synthliboramphus antiquus
英名
Ancient Murrelet
渡り区分
分布
ユーラシア大陸東岸からアリューシャン列島、北アメリカ北西部にかけて繁殖。日本では天売島でのみ繁殖が確認され、冬は本州沿岸でも見られることがあります。
生息地
大きさ
全長約26cm
体重
200g
寿命
野生下で約10-20年
珍しさ
めったに見られない
冬季に北日本の沿岸や港で観察できることがあります。海が荒れた日に湾内に入ってくることも。繁殖地の天売島では夜間に活動するため観察困難。頭の黒さと灰青色の背中、短い嘴が識別ポイントです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合