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ウミスズメ科

ウトウ [善知鳥]

Cerorhinca monocerata

大きさ : 全長約38cm
観察時期 : 通年

くちばしに魚を並べる海のハンター

ウトウは、チドリ目ウミスズメ科に属する海鳥で、北太平洋に広く分布しています。和名はアイヌ語で「突起」を意味し、繁殖期にくちばしの付け根にできる特徴的な突起に由来します。北海道の天売島には約100万羽が繁殖する世界最大のコロニーがあり、夕暮れ時に小魚をくちばしに何匹も横向きにくわえて一斉に巣に戻る光景は圧巻です。漢字では「善知鳥」と書き、親が「ウトウ」と鳴くと子が「ヤスカタ」と答えるという伝説も残っています。

  • 分類
  • 英名
    Rhinoceros Auklet
  • 大きさ
    全長約38cm
  • 体重
    520g
  • 羽の色
    体の上面は黒褐色で、腹部は淡色から白色。くちばしは短めで橙色、横から押しつぶしたような縦に扁平な形。繁殖期には上くちばしの基部に角状の突起ができ、目の後方とくちばしの後方に白い飾り羽が生える。冬羽では突起が小さくなり、飾り羽も目立たなくなる。雌雄同色。
  • 寿命
    野生下で約10-15年
  • 保全状況
    指定なし

北太平洋の亜寒帯から温帯にかけて広く分布。日本では北海道の天売島、大黒島、渡島小島、岩手県の椿島、宮城県の足島などで繁殖。天売島は世界最大の繁殖地。冬は本州沿岸まで南下することもあります。

ウトウの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

繁殖期は離島や岩礁の草地斜面に集団で営巣。非繁殖期は沿岸の海上で過ごし、陸に上がることはほとんどありません。

  • 行動・習性

    繁殖期以外は海上で生活し、小さな群れで浮かんでいます。潜水能力が高く、翼を使って水中を泳ぎ、水深60mまで潜った記録もあります。夕暮れ時に魚をくわえて一斉に巣に戻り、カモメ類に魚を奪われないよう暗くなってから上陸します。

  • さえずり

    巣の近くで「ブェッ ブェッ ブェッ」「ウウウウッ ブェッーッ」などと聞こえる声を出します。海上ではあまり鳴きません。

潜水して小魚(カタクチイワシ、イカナゴ、キビナゴなど)やオキアミ、イカなどを捕食します。ヒナへの給餌時には、くちばしに何匹もの魚を横向きにくわえて運びます。

繁殖期は4月〜7月。斜面の草地に奥行き1m程度の穴を掘り、巣材はほとんど使わず地面に直接1卵を産みます。抱卵交代やヒナへの給餌は夜間に行い、早朝暗いうちに海へ戻ります。

学名
Cerorhinca monocerata
英名
Rhinoceros Auklet
渡り区分
分布
北太平洋の亜寒帯から温帯にかけて広く分布。日本では北海道の天売島、大黒島、渡島小島、岩手県の椿島、宮城県の足島などで繁殖。天売島は世界最大の繁殖地。冬は本州沿岸まで南下することもあります。
生息地
大きさ
全長約38cm
体重
520g
寿命
野生下で約10-15年
珍しさ
ときどき見かける
天売島が最も有名な観察地。5月〜7月の繁殖期、特に夕暮れ時に魚をくわえて帰巣する大群は必見です。フェリーで天売島へ渡り、ウトウの帰巣観察ツアーに参加するのがおすすめ。冬は本州沿岸でも稀に観察できます。
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