ウチヤマセンニュウ [内山仙入]
Locustella pleskei
離島の草原に響く美声の持ち主
ウチヤマセンニュウは、スズメ目センニュウ科に属する小鳥で、日本と朝鮮半島周辺の離島でのみ繁殖する希少種です。伊豆諸島の三宅島は世界有数の繁殖地として知られています。2000年の三宅島噴火により生息地が大きく減少し、絶滅危惧IB類に指定されています。「チュルルチュカチュカ」という美しいさえずりで知られ、早朝や夕方に草原から響く声は離島の風物詩となっています。シマセンニュウに似ていますが、やや赤みが少ない体色で区別できます。
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分類
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英名Styan's Grasshopper Warbler
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大きさ全長約17cm
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体重23g
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羽の色
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寿命野生下で約1-3年
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保全状況環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定
日本では伊豆諸島(三宅島など)、九州周辺の離島、和歌山県の一部で夏に繁殖。冬季は中国南部やベトナムなどで越冬します。朝鮮半島周辺の島々でも繁殖記録があります。
小島の竹林や丈の低い照葉樹林、海岸沿いの草地などに生息します。特に草丈の低い草原や灌木の茂みを好みます。
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行動・習性
茂みの中を素早く移動し、地上や低い枝を行き来します。オスは縄張りを形成し、繁殖期には盛んにさえずって縄張りを主張します。警戒心がやや強く、姿を見せることは少ないですが、さえずり中は比較的観察しやすくなります。
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さえずり
「チュルルチュカチュカ」という美しく複雑なさえずりが特徴。早朝や夕方に活発にさえずり、草むらの中や低い枝先で声を響かせます。警戒時には「チャッチャッ」という声も出します。
動物食で、昆虫類やクモなどの節足動物を主に食べます。草むらや地上で獲物を探し捕食します。
繁殖期は5月〜6月。草むらや竹藪の中の地上から0.5〜1.3mほどの高さに、草や葉、茎などを使って椀状の巣を作ります。2〜5個の卵を産み、メスが約14日間抱卵します。