イイジマムシクイ [飯島虫喰]
Phylloscopus ijimae
伊豆諸島の森で美しくさえずる天然記念物の夏鳥
日本鳥学会初代会頭・飯島魁博士にちなんで名付けられた、日本を代表する固有種に近い鳥です。伊豆諸島の常緑広葉樹林で繁殖し、その美しいさえずりで島の森を彩ります。かつてはセンダイムシクイと同種とされていましたが、現在は独立種として認められ、1975年に国の天然記念物に指定されました。冬季はフィリピン方面へ渡ると考えられています。
動画
この動画ではイイジマムシクイの自然な行動や鳴き声を観察できます。
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分類
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英名Ijima's Leaf Warbler
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大きさ全長約12cm
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体重10g
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羽の色
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寿命野生下で約3-5年
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保全状況環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定
伊豆大島から青ヶ島までの伊豆諸島と、トカラ列島の中之島で繁殖します。春季に静岡県沿岸部から伊豆諸島へ渡り、秋季には紀伊半島、四国、大隅半島を経由して南西諸島へ南下すると推定されています。冬季はフィリピンで越冬すると考えられています。
スダジイやタブノキなどからなる常緑広葉樹林に生息します。高木層や亜高木層の被度が高い森林を好み、樹冠部で活動することが多いです。
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行動・習性
樹冠部を活発に動き回りながら昆虫やクモを探します。葉の裏側や枝先を丹念に調べ、素早い動きで獲物を捕らえます。繁殖期のオスは縄張りを持ち、高い枝でさえずって縄張りを主張します。
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さえずり
「ピヨピヨピヨピヨ ピーィピーィ」と特徴的な声でさえずります。センダイムシクイに似ていますが、より複雑で美しい旋律です。地鳴きは「チッ」「ヂヂッ」という短い声。
主に昆虫類やクモを食べます。芋虫、蛾、コオロギなど様々な虫を捕食し、カジイチゴなどの木の実も好んで食べます。
繁殖期は5〜7月頃。常緑広葉樹林の低木や藪の中に、枯れ葉やコケを使ったドーム状の巣を作ります。通常4〜5個の卵を産み、メスが主に抱卵します。