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カモ科

アラナミキンクロ [荒波金黒]

Melanitta perspicillata

大きさ : 全長約48cm
観察時期 : 1月~3月

4色のカラフルな嘴を持つ北米の珍しい海ガモ

北アメリカの太平洋岸や大西洋岸に生息する海ガモで、日本にはごくまれに冬鳥として渡来する珍鳥です。和名の「荒波金黒」が示すとおり、荒波の打ち寄せる海岸を好みます。オスの顔は非常に特徴的で、黒い顔に額と後頭部の白斑、そして黄色、橙色、黒色、白色の4色からなるカラフルな嘴を持ち、一度見たら忘れられないユニークな姿をしています。

動画

この動画ではアラナミキンクロの自然な行動や鳴き声を観察できます。

  • 分類
  • 英名
    Surf Scoter
  • 大きさ
    全長約48cm
  • 体重
    950g
  • 羽の色
    オスは全身が光沢のある黒色で、額に大きな白い角斑、後頭部に白い三角形の斑があります。嘴は太く基部が隆起し、黄橙色で基部側面に黒斑、その前方に白色部分があり、4色の模様が特徴的。虹彩は白色、足は橙赤色。メスは全体に黒褐色で、眼の前後に分かれた白斑があり、嘴は灰褐色です。
  • 寿命
    野生下で約10-15年
  • 保全状況
    指定なし

北アメリカのカナダやアラスカで繁殖し、冬季はカムチャツカ半島、アリューシャン列島からアメリカ西海岸・東海岸で越冬します。日本には冬季にまれな冬鳥として本州中部以北の海上に飛来しますが、観察例のほとんどが1〜2羽です。

アラナミキンクロの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

非繁殖期は海岸や海上で群れを形成して生活します。波の荒い岩礁海岸を好み、時には海岸近くの池や沼に入ることもあります。繁殖期には淡水湖沼とその周辺に生息します。

  • 行動・習性

    非繁殖期は海上で群れを形成して生活しますが、日本で観察されるのは単独か2羽程度がほとんどです。波の荒い海岸で2〜10mの深さに潜水して採食し、ほとんど早朝と夕方に活動します。潜水時は翼を閉じて脚で水をかきながら垂直に潜り、浮上するときも垂直に上がります。

  • さえずり

    あまり鳴かない鳥ですが、低い唸り声や「グルグル」という声を出すことがあります。

動物食で、主に二枚貝を食べます。そのほか甲殻類、昆虫、小魚、棘皮動物なども捕食し、アマモなどの植物質も食べます。冬の採食の約60%は二枚貝類とされています。

繁殖地は北アメリカのカナダやアラスカの森林地帯で、日本では繁殖しません。淡水湖沼の周辺の藪や低木林などの乾いた場所に営巣すると考えられていますが、繁殖生態の詳細はあまりわかっていません。

学名
Melanitta perspicillata
英名
Surf Scoter
渡り区分
分布
北アメリカのカナダやアラスカで繁殖し、冬季はカムチャツカ半島、アリューシャン列島からアメリカ西海岸・東海岸で越冬します。日本には冬季にまれな冬鳥として本州中部以北の海上に飛来しますが、観察例のほとんどが1〜2羽です。
生息地
大きさ
全長約48cm
体重
950g
寿命
野生下で約10-15年
珍しさ
めったに見られない
日本ではまれな冬鳥のため観察機会は少ないですが、冬季に本州中部以北の海岸で探してみましょう。クロガモやビロードキンクロの群れに混じっていることがあります。オスの額と後頭部の白斑、カラフルな嘴が識別の決め手です。メスは顔の白斑とビロードキンクロより小さめの体型で識別します。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合