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アホウドリ科

アホウドリ [信天翁]

Phoebastria albatrus

大きさ : 全長約92cm
観察時期 : 3月~4月

絶滅の危機から復活した翼開長2m超の大型海鳥

日本が世界に誇る特別天然記念物で、一時は絶滅したと考えられましたが、保護活動により個体数を回復させた奇跡の鳥です。グライダーのように悠然と海上を滑空する姿から「沖の太夫」とも呼ばれてきました。繁殖のために日本近海の島々に戻ってくる、日本にとって特別な存在の鳥です。

動画

この動画ではアホウドリの自然な行動や鳴き声を観察できます。

  • 分類
  • 英名
    Short-tailed Albatross
  • 大きさ
    全長約92cm
  • 体重
    7000g
  • 羽の色
    成鳥は全身ほぼ白色で、尾羽と翼の先端が黒色。頭から首にかけて黄色みを帯びます。嘴は太くピンク色で先端は灰青色。若鳥は全身黒褐色で、成鳥の羽色になるまで10年ほどかかります。
  • 寿命
    野生下で約20-50年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定

北太平洋に分布。夏季はベーリング海やアラスカ湾で暮らし、冬季は繁殖のため日本近海に南下します。繁殖地は伊豆諸島の鳥島、尖閣諸島、小笠原諸島の聟島列島に限られています。現在の総個体数は約6000羽以上まで回復しています。

アホウドリの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

繁殖期以外は海上で生活し、夏季はベーリング海やアラスカ湾、アリューシャン列島周辺で過ごします。繁殖のために冬季に日本近海の離島に渡来します。

  • 行動・習性

    一夫一妻制で、パートナーが死ぬまでつがい関係を維持します。繁殖期以外は海上で生活し、海面に浮いて休むか飛行しています。潜水はほとんどせず、海面に浮上した餌を嘴でつかみ取ります。長い翼で風を利用してグライダーのように滑空し、羽ばたきをほとんどせずに長距離を移動できます。

  • さえずり

    牛に似た「ヴォオオオー」という低く大きな声で鳴きます。繁殖期には「ヴァーアー」「ヴィーアアアー」といった声も出します。また、求愛行動の際に嘴を打ち鳴らす「クラッタリング」も行います。

動物食で、魚類、イカ、オキアミなどの甲殻類を捕食します。海面に浮上した餌を嘴でつかみ取って食べます。

繁殖期は10〜5月頃。離島の斜面に集団で繁殖し、1回に1個の卵を産みます。雌雄交代で60〜80日間抱卵し、雛は4〜5ヶ月で巣立ちます。成熟まで6〜10年かかり、繁殖は隔年で行われることもあります。

学名
Phoebastria albatrus
英名
Short-tailed Albatross
渡り区分
分布
北太平洋に分布。夏季はベーリング海やアラスカ湾で暮らし、冬季は繁殖のため日本近海に南下します。繁殖地は伊豆諸島の鳥島、尖閣諸島、小笠原諸島の聟島列島に限られています。現在の総個体数は約6000羽以上まで回復しています。
生息地
大きさ
全長約92cm
体重
7000g
寿命
野生下で約20-50年
珍しさ
めったに見られない
一般の人が繁殖地に立ち入ることは難しいですが、太平洋の船旅などで海上を飛ぶ姿を見られることがあります。小笠原諸島への船旅では観察のチャンスがあります。若鳥は全身黒褐色でクロアシアホウドリに似ますが、嘴が太くピンク色なのが識別ポイントです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合