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モズ科

アカモズ [赤百舌]

Lanius cristatus

大きさ : 全長約20cm
観察時期 : 5月~7月、9月、10月~3月

かつて身近だった赤い背中の小さなハンター

赤褐色の背中と白い腹、黒い過眼線が特徴的なモズの仲間です。かつては北海道や本州東部で普通に見られる夏鳥でしたが、近年急激に数を減らし、絶滅危惧種に指定されています。モズと同様に「はやにえ」を行う習性があります。モズよりやや細身で、飛翔する昆虫を捕らえるのが得意です。

動画

この動画ではアカモズの自然な行動や鳴き声を観察できます。

  • 分類
  • 英名
    Brown Shrike
  • 大きさ
    全長約20cm
  • 体重
    30g
  • 羽の色
    全長約17〜20cm、体重27〜37gのモズの仲間です。オスは頭頂から背、尾が赤褐色で、胸から腹は白〜淡いクリーム色、脇は淡いオレンジ褐色です。白い眉斑と黒い過眼線が額で繋がっているのが特徴です。嘴はかぎ状に曲がり黒色です。メスは全体的に淡色で、腹から脇に褐色の波模様があります。
  • 寿命
    野生下で約5年
  • 保全状況
    環境省レッドリストでは「絶滅危惧IB類(EN)」に指定

アジア北東部で繁殖し、東南アジアで越冬します。日本では亜種アカモズが北海道・本州東部に夏鳥として渡来しますが、現在は北海道と長野県などごく一部の地域でしか繁殖していません。亜種シマアカモズは九州南部や南西諸島で見られます。

アカモズの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

平地から山地のアカマツ林やカラマツ林など明るい疎林、低木のある草原、農耕地周辺などに生息します。モズと同所に生息する場合は、モズの縄張りを避けるように分布します。

  • 行動・習性

    樹上や電線から獲物を狙い、フライングキャッチで飛翔中の昆虫を捕らえるのが得意です。モズと同様に「はやにえ」を行い、獲物を枝に刺して貯蔵します。モズとは縄張りを巡って争うこともあります。

  • さえずり

    「ギチギチギチ」「ジュンジュンジュン」と濁った声でさえずります。地鳴きは「ツァ、ツァ」です。モズより低い声で、モズのような「キィー」と鋭く伸ばす声は出しません。

動物食で、昆虫類、節足動物、カエルなどの両生類、トカゲなどの爬虫類、小型の鳥類や哺乳類も捕食します。モズより飛翔中の昆虫を捕らえる割合が高いです。

繁殖期は5〜7月です。低木の茂みや高さ1〜3mほどの枝に、枯草や木の皮などで皿状の巣を作ります。4〜7個の卵を産み、メスのみが約14〜16日間抱卵します。カッコウに托卵されることもあります。

学名
Lanius cristatus
英名
Brown Shrike
渡り区分
分布
アジア北東部で繁殖し、東南アジアで越冬します。日本では亜種アカモズが北海道・本州東部に夏鳥として渡来しますが、現在は北海道と長野県などごく一部の地域でしか繁殖していません。亜種シマアカモズは九州南部や南西諸島で見られます。
生息地
大きさ
全長約20cm
体重
30g
寿命
野生下で約5年
珍しさ
よく見かける
北海道や長野県など限られた繁殖地でしか見られなくなっています。5〜9月に明るい疎林や草原で探します。国内の推定個体数は約300羽と非常に少なく、観察には運が必要です。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合