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カワセミ科

アカショウビン [赤翡翠]

Halcyon coromanda

大きさ : 全長約27cm
観察時期 : 6月~7月

「キョロロロロ」と鳴く森の火の鳥

燃えるような赤い体と嘴を持ち、「火の鳥」の異名を持つ美しいカワセミの仲間です。梅雨時に雨が降りそうな日に鳴くことから「雨乞い鳥」とも呼ばれ、各地で様々な伝説が生まれました。日本では夏鳥として渡来し、うっそうと茂った森林で繁殖します。西表島は日本有数の繁殖地です。日本で見られるカワセミ類の中で唯一の渡り鳥です。

動画

この動画ではアカショウビンの自然な行動や鳴き声を観察できます。

  • 分類
  • 英名
    Ruddy Kingfisher
  • 大きさ
    全長約27cm
  • 羽の色
    全長約27cm、翼開長約40cmのカワセミの仲間です。全身が鮮やかな赤褐色で、特に大きな嘴は目を引く赤色です。腰には光沢のある水色の斑があります。頭部から頸と体下面は淡い橙褐色で、喉は白っぽいです。足も赤色です。雌雄ほぼ同色ですが、メスの方がやや淡色です。
  • 寿命
    野生下で約5-10年
  • 保全状況
    指定なし

東アジアから東南アジアに広く分布します。日本には夏鳥として5月頃に渡来し、北海道から沖縄まで全国で繁殖しますが渡来数は少ないです。本州中部から南西部、八重山諸島に多く、冬季は東南アジアへ渡って越冬します。

アカショウビンの分布図
繁殖地
越冬地
通過地

低地から山地の常緑広葉樹林や落葉広葉樹林に生息します。渓流沿いや湖沼のふちなど、よく茂って薄暗い湿気のある林を好みます。西表島ではマングローブ林にも多く見られます。

  • 行動・習性

    つがいで縄張りを持ち、薄暗い林内で行動することが多いです。枝に止まって獲物を探し、水中に飛び込んで魚やカニを捕らえたり、地上でカタツムリやトカゲを捕らえたりします。獲物は枝に叩きつけてから飲み込みます。

  • さえずり

    繁殖期のオスは「キョロロロロー」と尻下がりの声でさえずります。特に朝夕や曇りの日、雨が降りそうな時によく鳴きます。「キョロロ キョロロ」と短く鳴くこともあります。

動物食で、魚類、サワガニなどの甲殻類、カエルなどの両生類、トカゲなどの爬虫類、カタツムリ、昆虫類などを食べます。小鳥のヒナを捕食した記録もあります。

繁殖期は6〜7月です。朽木に穴を掘って営巣しますが、キツツキの古巣、スズメバチの古巣、崖、茅葺屋根なども利用します。5個ほどの卵を産み、雌雄で抱卵・育雛します。

学名
Halcyon coromanda
英名
Ruddy Kingfisher
渡り区分
分布
東アジアから東南アジアに広く分布します。日本には夏鳥として5月頃に渡来し、北海道から沖縄まで全国で繁殖しますが渡来数は少ないです。本州中部から南西部、八重山諸島に多く、冬季は東南アジアへ渡って越冬します。
生息地
大きさ
全長約27cm
寿命
野生下で約5-10年
珍しさ
ときどき見かける
西表島や奄美大島など南西諸島が観察の好適地です。本州では渓流沿いの森林で声を頼りに探します。梅雨時の早朝や雨天時に鳴きやすいです。声は聞こえても姿を見つけるのは難しいです。
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※最も観察数が多い月を100とした場合の割合