アオシギ [青鷸]
Gallinago solitaria
青灰色を帯びた渓流の隠者
山地の渓流沿いに生息する珍しいシギで、冬鳥として日本に渡来します。他のジシギ類と似た褐色の模様ですが、顔や体の下面が薄い青灰色を帯びているのが特徴で、和名の由来にもなっています。薄暗い渓流沿いでじっとしていることが多く、腰を上下に揺らす独特の動きが見られます。警戒心が強く、姿を見るのは難しい野鳥です。
動画
この動画ではアオシギの自然な行動や鳴き声を観察できます。
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分類
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英名Solitary Snipe
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大きさ全長約30cm
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体重150g
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羽の色
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寿命野生下で約5-8年
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保全状況指定なし
シベリア東部・中部、サハリン、ヒマラヤ北部で繁殖し、冬季はインド、パキスタン、中国南部などで越冬します。日本では冬鳥として北海道から沖縄まで全国に渡来しますが、数は少なく、特に本州中部以南での記録は稀です。
山地の渓流沿いや湿地、沢などに生息します。水辺の薄暗い場所を好み、石の多い渓流や湧水のある場所で見られます。
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行動・習性
単独で行動することが多く、腰を上下に揺らすダンスのような独特の動きをします。警戒心が強く、人が近づくと素早く飛び立ちます。薄暗い渓流沿いで餌を探し、じっとしていることが多いです。
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さえずり
警戒時に「ジェッ」という鳴き声を発します。繁殖地では飛翔しながらさえずることがあります。
動物食で、昆虫類、ミミズ、甲殻類、貝類などを捕食します。浅い水辺や湿った地面で嘴を使って餌を探します。
日本では繁殖しません。繁殖地では湿地や草原の地上に営巣し、通常4個の卵を産みます。