メジロ [目白]
Zosterops japonicus
白い目輪が特徴的な身近な野鳥
メジロは、スズメ目メジロ科に属する小鳥で、日本全国に広く分布しています。体長は12cm前後と小型で、全体的に鮮やかな黄緑色の羽毛に覆われています。最も特徴的なのは目の周りの白い輪状の模様で、これが和名の由来になっています(目の白→メジロ)。花の蜜や小さな果実、昆虫を好んで食べ、特に梅や桜の花の時期には花の蜜を吸う姿がよく見られます。都市部の公園や庭でも観察できる身近な野鳥の一つです。
動画
この動画ではメジロの自然な行動や鳴き声を観察できます。
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分類
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英名Japanese White-eye
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大きさ全長約12cm
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体重11g
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羽の色全体が黄緑色。背中は濃い緑色、腹部は淡い黄緑色。目の周りに特徴的な白い輪がある。先端が尖った黒色の細いくちばし。足は灰黒色。
緑黄白 -
寿命野生下で平均5-7年、飼育下では10年以上
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保全状況国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「軽度懸念(LC)」に分類
日本全国に広く分布し、本州、四国、九州、沖縄など日本各地で見られます。また、朝鮮半島南部、台湾、中国南東部などの東アジアにも生息しています。
森林や林、公園、庭園など、木々の多い場所に生息しています。都市部の緑地でも見られる適応力の高い鳥です。
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行動・習性
非常に活発で、木の枝から枝へと素早く移動します。羽ばたきは速く、飛行時には波状の軌道を描きます。単独または小グループで行動し、冬季には10羽から30羽ほどの群れを形成することがあります。花の蜜を吸う際、くちばしを花に差し込んで蜜を舐める様子が観察できます。また、頭を下にして逆さになって木の枝にぶら下がる姿も見られます。
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さえずり
「チーチーチュチュ」と高く澄んだ声でさえずります。さえずりは主に繁殖期の春から夏にかけて頻繁に聞かれます。警戒音としては「ジジッ」という短い音を発します。
雑食性で、花の蜜(梅、桜、椿など)、果実(ナンテン、サンゴジュ、ガマズミなどの小さな実)、樹液、小さな昆虫(アブラムシ、蛾の幼虫など)、クモ、昆虫の卵などを食べます。春から夏にかけては昆虫や蜜を多く摂取し、秋から冬にかけては果実を多く食べる傾向があります。
繁殖期は3月〜7月(地域により異なる)。カップ状の巣を木の枝の分岐部や茂みに作ります。巣材としては、草、樹皮の繊維、蜘蛛の糸、コケなどを使用します。淡い青色の卵を3〜5個産み、抱卵期間は11〜13日間。雛は孵化後約10〜12日で巣立ち、通常1〜2回繁殖します。